アルコール依存は堕落?甘え?

依存症関連

こんにちは、おめん仮面です。

今回は、何となくアルコール依存症ってイメージが悪いよね?という意見に、おめん仮面が長文で「悪くないよ!」と言う回です。

もしかしたら過去のおめんが、過剰にアルコール依存はみっともない恥ずかしいと思っていただけかも知れませんが…考え方の変化も体験談を通して書いて行こうと思います。

そして、この悪いイメージのせいで自己嫌悪や自暴自棄に陥って、「認めたくない」「治療なんて受けたくない」という人が一人でも減りますようにという願いも込めて書いております。

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堕落してるだとか甘えてるだとか、まぁ確かにそう思います。

堕落や甘えの代名詞のように扱われているこの病気。おめんもそう思っていました。 

そして自分が病気になってからは「自業自得じゃないか!」「酒なんて飲まなくても死にはしないだろう。何故止めれないんだ!」「酒臭っ!とよく言われたものです。 

おめん自身も人に言われて、そう感じていました。 

「酒臭っ!」に関しては「俺が臭いんじゃない、酒がそもそも臭いから悪いんだ。」と謎の反抗こそ見せてはいましたが、とても自分が情けなく、それでさらに酒を煽っていました。 

ところがどっこい 

しかし、それは間違いでした。 

ただ、間違いと言っても発泡酒をビールと呼んじゃうくらいの間違えです。半分正解で半分間違いといったところでしょうか。 

恐らくこの病気も、なりたくてなった人はいないでしょう。 

しかし、気づいたときには「依存」になっているため、依存物を断つことがとても恐ろしく感じてしまうのです。 

先ほど書いたように、特に本人の自己嫌悪感たるや、尋常なものではありません。大体の依存症者が自分を恥じて責めます。私もそうでした。 

酒に溺れる自分の姿が情けなく、かと言って治療して酒を止める勇気もなく… 

ものすごくブログ的表現に気を付けながら書くと、酒を飲みながらそのまま頭に黄色い輪っかつけて半透明になってもいいと思ってました。 

「そんな考えもったいない!必ず立ち直ることはできる!」と思い始めたのは病院で酒を無理矢理止めてからしばらく経ってからのことです。 

自分が依存症であると認めて、治療に臨むことはとても勇気が必要なことです。 

飲んでいる間は、お酒のおかげで正気を保ててると錯覚しているからです。手放すのは本当に怖いです。 

甘えや堕落ではなく、ただただ本当に怖いんです… 

堕落しているだなんて言われたくない! 

とは言え、一歩勇気を出して治療に臨むことで間違いなく今より改善はします。 

なのにも関わらず、ずっとお酒にしがみついてダラダラと問題を先延ばしにしている様子から、「甘え」だとか「堕落」だとか言われるのだと思います。 

それも一理あると思います。かなり濃いめの一理です。 

かなり濃いめの一理ではあるものの、おめんの考えとは少し違います。病気の症状なのに甘えなはずがありません。 

勇気を出して乗り越えようとすることの方が立派なのに世間はそれを当たり前とし、アルコール依存症の症状が出てる人を甘えていると言っているのだと思います。 

基準値が高いか低いかの違いですが、これは大きく違うことです。 

おめんの自画自賛 

現在、生活スタイルが堕落の権化のおめんでさえ治療を経て、酒に溺れていた時よりも100は立派になりました。 

もちろん治療というのはお酒を止めると言うことです。 

怖くて悲しかったです。無くては正気を保てない、お酒と縁を切らないといけないのですから… 

しかし、いっぺん頑張り始めたら「止め続けよう。」という気に不思議となります。あとは只々酒を止める方向に突っ走るだけです。まずは最初の一歩を踏み出して頑張りましょうと言いたいです。 

「そんな簡単に勇気なんて出せないよ…」「おめんはもともと立派だからやめられたんだろう!」「立派なマスクマン!」「憧れのマスクマン!!」 

と苦情が聞こえてきそうですが、おめんは特別勇気があったわけではありません。 

ただ、死が目前に控えていたことに気が付いたのです。 

おめんは治療を始めてもどこか楽観的で、止めては飲んでの繰り返しをしていました。 

最終的には肝臓の一部(表面)は固まってしまい、そこからくる症状で血を沢山吐き、おめんは危うく召されるところでした。 

治療に繋がっていない状態でなかったら、諦めて飲み続けてそのまま…と思っていたでしょうが、「せっかく助かったんだし、もう一回頑張るか」と思うことが出来ました。 

その後何回か同じことを繰り返すものの、その都度「もっかい頑張ろう」と思い今日に至ります。 

今でこそ思い返せばゾッとしますが、当時は死に対してそこまで恐怖はありませんでした。しかしそのもっかい頑張るかを何回も繰り返す度、生きたいと思うようになり今では楽しく生きたいと思うようになっています。 

とにかく最初の「治療へとつながる」という段階を踏んでいなかったらアウトでした。さらに毎回ギリギリのところで助かっているため、おめんの凄い所は運だけでしょう。それも恐らく使い切って今回がラストチャンスくらいでしょう… 

愚鈍なおめんは治療に繋がってギリギリのラインでしたが助かりました。話は少し脱線しましたが、伝えたいことは「治療に繋がってしまえば遅かれ早かれ気持ちはついてくる」です。 

おめんは遅い部類ですが、多くの人はここまでの体験をせずとも治療を進めて行くことができると思います。一歩勇気を出したら甘えだとか堕落だとか言われないどころか、自分を救えるのです。 

最悪お酒を一生止める止めないは後に考えるとして、まず一回診てもらうというのも一つの手です。 

改善しようと動き出すだけでも、甘えや堕落なんて言葉は遠のきます。 

アウト寸前だったおめんの恐怖体験はコチラ

アルコール依存症の症状
こんばんは、こんなタイトルつけたけど、症状なんて十人十色で腐るほどあるぞ?と困惑しているおめん仮面です。  ですの...

まとめ 

  • アルコール依存症は甘えてるんじゃない、症状だ。 
  • むしろ治療頑張ってる方が凄いんだ。 
  • 勇気を出して飛び込んでみると凄いの仲間入り、気持ちは後からでもついてくる。 
  • おめんはそれで命拾い。 
  • 頑張ってるんだから甘えじゃない。 

今回まとめるとこんな感じです! 

100立派になっただなんて、おめんはそこまで自分を褒めるタイプではないですけども、まぁそれも「仮面つけてりゃ大丈夫」ってことで。仮面無しではとても自分を褒められません。

おめん仮面はシャイでユーモアに長けた、謙虚で素敵な仮面です。 

最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。

 

 

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